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August 2009の記事

08/27/2009

幻日環、環水平アーク?下部ラテラルアーク?@立山

※気象学は全くの専門外なので、以下、詳しい方からのコメントをお待ちします※
【2】幻日環?、環水平アーク?下部ラテラルアーク? by LX3
いずれも、26日昼頃に撮影
★幻日環(←内暈の左側、薄く白っぽく写っている円です)
Kasa0052bsx
暈は比較的目立つのですぐに気づくが、自分にとって幻日環は初めてだった。
(後でネット検索して分かった)
(参考にしたのは、http://homepage3.nifty.com/ueyama/sky2/sky.html
★環水平アーク?下部ラテラルアーク?※
内暈の外側(画面下)のもの
※観たときは、外暈(46°ハロ)と思っていたが、調べてみると外暈は滅多に見えないらしい。
Kasajet0058bux
★同2
Kasa0055bux
2009年8月26日11時45分~52分頃
パナソニックDMC LX3(ISO感度Auto,プログラムオート撮影)
ズーム広角端(135換算24mm相当)@立山一の越

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思わぬ収穫×2@立山

業務で立山へ出かけてきた。今年は2回目の立山である。
いずれも私用でないため、自分の時間があまりとれず、追尾用機材も持ち込めない。
ただ、今回は表題の通り、思わぬ収穫というか、珍しい現象も観ることができた。
今回持参したカメラはかさばらないコンデジ(LX3)と新機ペンE-P1
パンケーキレンズであればあまりかさばらず、通常のデジ一眼よりも荷物に収まりやすい。
======================
【1】気温が低ければ天文用にも使える>E-P1
夕食後、月が沈むのを待った。ミーティングが始まる前にも宿舎へ戻らなければならない。
追尾用赤道儀や三脚を持ってきていないので、カメラを石垣の上に置いて固定撮影した。
★いて座付近の銀河
Ginga0666_204242pbx
(立山室堂からだと、南方向に浄土山(画面左)があり、視界を妨げる)
★同、星座線入り
Ginga0666_204242pbxt
★こと、わし~たて座にかけての銀河
Ginga6465c2p0825_203814pbux
★同、星座線入り
Ginga6465c2p0825_203814pbuxt
2009年8月25日20時38分~42分頃(マニュアル1分露光×2枚加算平均)
オリンパスペンE-P1(ISO1600,NR-on,RAW)
M.ZuikoD17mmF2.8絞り開放
石垣の上にカメラを置いて撮影@立山室堂平
ノイズリダクションを働かせているが、高感度時ノイズが目立つだろうと予想していた。
これまでの経験から、背面液晶を使ったライブビューを利用していると画質がさらに悪くなるため背面液晶を消したまま、外付け光学ファインダーで構図を決めて撮影する。
そして、シャッターが閉じてノイズリダクションをしている間に、次の撮影対象へカメラを向け構図を決める。
これを繰り返すことで、撮影効率も上がるようになった。(その代わり、撮影結果がすぐに確認できない orz)
最後の撮影を終えてから結果を見て驚いた。
冷静に考えてみると、↓これが原因↓だったようだ。
立山室堂の気温は下界よりも約15℃低い。
既に下界でも朝晩は涼しくなっているので、撮影時の気温はせいぜい数℃しか無かったようだ。
これから秋、冬に向けて気温が下がってくれば、E-P1のノイズ問題もさほど気にならなくなりそうだ。

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08/24/2009

天の川銀河 by DX

本当は久しぶりに長焦点撮影をしようと高鷲へ出かけたはずだった。
北極星付近を覆っている雲がいつまで待っても消えないため極軸合わせができず、諦めた。
(TG-SD赤道儀を山勘でセットするしかなかった=で、広角レンズしか使えなかった)
★天の川銀河(Photoshopで処理)
Ginga_1393pabsx
★同、星座線入り
Ginga_1393pabsxt
★同(RAP→PhotoShop)
Ten_1393rdpabsx
トーンカーブをきつくし、どぎつく処理してみた
★PhotoShop処理
Ginga_1393pbsx
★同(RAP→PhotoShop)
Ten_1393rdpsx
2009年8月23日23時36分~41分
EOS KissDX(ISO800,RAW)/PELENG8mmFishEyeF3.5→F4
TG-SDノータッチガイド@高鷲スノーパーク

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08/23/2009

はしご

月が無い週末。幸い天気も回復した。しかし、夕方になると雲が多くなる。
夕食後、外に出てみると雲があるものの、星は見えた。
このまま自宅で星見しようかとも思ったが、もっと透明感がある星空を観たい。
(天の川銀河は南中過ぎてるし、今回はM31アンドロメダ星雲を狙ってみよう)
ということで、県外脱出を試みる>Webで雲予想を見て、移動先は高鷲に決めた。
21:00少し前に出発(#これが「はしご」の始まりになるとは..)
【@高鷲】22:15頃到着(~25:15頃)
雲はあるが、さすがに標高があるだけに透明度は良い。あわてて器材を下ろす。
ここで問題発生。雲が北極星をずっと覆ったままで極軸合わせができない。
とりあえず、山勘でTG-SD赤道儀をセット=広角レンズでの撮影に絞られる orz
★わし座~いて座にかけての銀河 by ペンE-P1
Wasite0600_230413pbux
★同、星座線入り
Wasite0600_230413pbuxt
今回は、先客(一名)があった。
高鷲では初めての同好者との出会いだ。愛知県一宮市からとの由。
二人で先月の日食(種子島へ出かけたとのこと)など、いろいろ話をして雲が晴れるのを待つ。
しかし、雲はいっこうに立ち去る気配がない。それどころか、雲量がどんどん増えて星を隠し始めた→快曇 orz
回復の兆しも無さそうなので、二人とも撤収を決意。25:15頃、高鷲から帰路につく。
東海北陸道を北上していると、雲が切れ始めているのが分かった。
【@たいらスキー場】02:30頃~03:45頃
県境を過ぎた辺りでかなり星空が見え始める→五箇山ICで下りる。(標高を下げたくない)
R304沿いにある「たいらスキー場」へ立ち寄ることにした。
(早朝の山中で)クマの心配もあるが背に腹は替えられない。
クマのこともあるが、雲の移動が煩雑で落ち着かない。
★明け方、南の星空
Mine0613_032742pbx
このポイントは、クマ生息圏内であり、視界もあまり良くない。が、自宅から比較的近く、星空の透明度も良い。
【@自宅】4:00頃~
たいらスキー場では1時間ほど滞在。薄明が始まったので撤収し、帰宅。
自宅到着時、暁の東空は既に明るく青みを増していた。強引に明けの明星(金星)を撮影。
★明けの明星(横構図)
Venus0620424i800s20pbx
★同、星座線入り
Venus0620424i800s20pbxt
★明けの明星(縦構図)
Venus06190422i800s30pbux
★同、星座線入り
Venus06190422i800s30pbuuxt
2009年8月22日~23日(23時頃~04時過ぎ)
オリンパスペンE-P1(ISO400,NR-on,RAW)/M.ZuikoD17mmF2.8絞り開放
バルブ4分~3分露光@高鷲、たいら/マニュアル20秒~30秒露光@自宅
TG-SDノータッチガイド@高鷲スノーパーク、たいらスキー場
カメラ三脚固定@自宅前

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08/22/2009

天の川銀河 by PENTAX

昨晩は雨。せっかくの新月の週末だというのに orz
今回は、お盆休みに撮った夏の銀河を載せる。
ノイズが多いペンタックス*istDS2(PELENG8mmFishEye)での撮影。
特に夏場はノイズが酷いので↑天体撮影に使うことは滅多にない。
【1】天の川銀河
Ginga0558pbux
【2】同、星座線入り
Ginga0558pbuxt
*istDS2は600万画素であるが、高感度・長秒時ノイズが目立つ。仕方ないのでNR-onで撮影。
それでも画像の荒れが気になる。そこで、NeatImageを使ってみた。
【3】[1]画像をNeatImageでノイズ低減処理
Ginga0558pbux_filtered
【4】[3]画像を中央部800×800等倍トリミング
(NeatImageでノイズ低減処理したもの)
Ginga0558p_filtupsqsv
【5】比較用(NeatImage未使用)[1]画像を中央部等倍トリミング
Ginga0558pupsqsv
2009年8月14日23時33分~36分(バルブ3分露光)
ペンタックス*istDS2(ISO800,NR-on,RAW)/PELENG8mmFishEyeF3.5→F4
TG-SDノータッチガイド@新潟県能生町

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08/20/2009

長秒露光の限度>ペンE-P1

18日晩は晴れ。薄雲があるらしく、透明度はいまいち(3~2/5)
ペンE-P1は、本格的な天体写真には向かないらしいと悟り始めたが、(いったん手にした物は手放さない主義なので)やはり未練がある。
そこで、どの程度の感度と露光時間まで我慢できそうか試してみることにした。
NR-off画像はあまりに悲惨なので、今回は全てNR-onのままで撮影した。
使用レンズは、レンズアダプタを介してPELENG8mmFishEyeF3.5→F4。
先ずは、比較参考用画像から。
★撮って出し(KissDX,ISO感度800,※NR-off,5分露光)
1600iso5m_1383bux
★色合い、トーンカーブ調整等(KissDX,ISO感度800,※NR-off,5分露光)
1600iso5m_1383buxcbtn
※NR-off撮影でも殆どノイズは目立たない>KissDX
================================
以下、ペンE-P1の場合
★撮って出し(ISO感度3200,NR-on,1分露光)
3200iso1m0585_000208bx
★色合い、トーンカーブ調整等(ISO感度3200,NR-on,1分露光)
3200iso1m0585_000208bxcbtn
※1分露光に止めているので、ノイズや色バランスの崩れはあまり目立たないが..
★撮って出し(ISO感度1600,NR-on,3分露光)
1600iso3m0578_231841bsx
★色合い、トーンカーブ調整等(ISO感度1600,NR-on,3分露光)
1600iso3m0578_231841bsxcbtn
★撮って出し(ISO感度800,NR-on,5分露光)
800iso5m0579_232531bx
★色合い、トーンカーブ調整等(ISO感度800,NR-on,5分露光)
800iso5m0579_232531bxcbtn
★撮って出し(ISO感度400,NR-on,5分露光)
400iso5m0580_233538bx
★色合い、トーンカーブ調整等(ISO感度400,NR-on,5分露光)
400iso5m0580_233538bxcbtn
いずれも不快な縞模様が生じている。高感度、長時間ほどMR-onでもノイズが取り切れない。
ISO感度400,5分程度が耐えうる限界かなぁ?
但し、NR-onなので実際には10分かかることから、ISO感度800,3分程度もありかと思う。
(それでもKissDXに比べれば処理が面倒なのは否めない orz)

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08/17/2009

暁東天は冬の星

一晩おいて今朝は快晴(現在は曇り)但し、涼しい。
真夏が無くて一気に秋が訪れたような気がする。
明け方の東天は、秋を通り越して初冬~冬の星座が顔を見せていた。
(今夏は晴夜が殆ど無いので)小出しに載せていこう。
★東天のふたご座と金星、月
Gem0571_034907pbsx
金星(と月)がふたご座に居るのが分かる。
★同、星座線入り
Gem0571_034907pbsxt
ごく僅かだが、月のゴースト像が生じている(M.Zuiko_D17mmパンケーキ)
★東天のオリオン座と火星
Ori0572_035150pux
細くなってるとはいえ、明るい月の直写を避けるため縦構図にした。
(おうし座も上部に写っている。但し、プレヤデスが入っていない)
★星座線入り
Ori0572_035150pbuxt
今回は、ペンEP-1(17mmパンケーキ)で60秒の固定撮影のみ。
それにしても、ペンE-P1はこのようなお気楽固定撮影までが限界なのか?
★東天のオリオン座と金星(横構図)
Ori0570_034614pbsx
★同、星座線入り
Ori0570_034614pbsxt
この後、4時を過ぎた途端に空が明るくなり始めた(薄明が始まった)
もう少し早い時間帯であればガイド撮影もできたのに orz
2009年8月17日03時45分~51分頃(マニュアル60秒露光)
ペンE-P1(ISO400,800,NR-on,RAW)
M.Zuiko_D17mmF2.8→F3.2
カメラ三脚固定@市内立野原(ばんにん原)

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08/02/2009

Neat Image

(自分がいったん手にした物は手放さない主義なので)
新機ペンE-P1の高感度・長秒露光時ノイズを何とかしたい。
折しも、ichさん豚摩さんの「Neat Image」記事を拝見し、藁にもすがる思いでNeat Image(評価版)をダウンロードしてきた。
使い方もよく分からないまま、ペンE-P1画像(Tiff変換済)をNeat Imageにかけてみた。
★ISO3200,20秒、全景
Pen3200iso20sec0355_224358_filterx
★ISO1600,20秒、全景
Pen1600iso20sec0345_222914_filterx
【参考】ISO1600,20秒、非ノイズ処理
Pen1600iso20sec0345_222914stlusv
★ISO800,30秒、全景
Pen800iso30sec0349_223338_filterx
Web掲載では我慢できそうな感じもするが、横縞が気になる。
★ISO3200,20秒、等倍トリミング
Pen3200iso20sec0355_224358_filterup
★ISO1600,20秒、等倍トリミング
Pen1600iso20sec0345_222914_filterup
【参考】ISO1600,20秒、非ノイズ処理
Pen1600iso20sec0345_222914stlupsv
★ISO800,30秒、等倍トリミング
Pen800iso30sec0349_223338_filterups
処理は Half noise処理(+Sharpness50%)とした。まだノイズ多いが、XGA相当にリサイズすると目立たなくなる。
(↑Full noise 処理だと、等倍で見ると明らかにべたっとしてしまう感じ)
#う~ん、どこで妥協するか?が鍵となりそう。

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