M65超新星(SN2013am)写らず
アストロアーツ社のWeb記事を見ていたら、3月21日、菅野松男さんがしし座の銀河M65に超新星(SN2013am)を発見されたことを知った。発見時の光度は15.6等という。26日晩(自宅ルーフ新設により)久しぶりに復活したLX200-25でM65を早速撮ってみた。
↓M65付近(トリミング拡大)↓M65は、しし座トリオの1つ。
↓同、写野全体画像↓左の星雲は、M66
残念なことに以下の悪条件が重なり、超新星は検出できなかった。(1)満月目前の月が同じしし座内で煌々と光っていて、その影響をもろに受けた。(2)永年の放置でSCT補正板表面にびっしりと埃?アカ?が付着し、光が散乱していた。(3)月が明るかったのと、追尾精度の問題から露光時間を延長できなかった。(4)ピント不完全なのとコントラスト低下により、原板1枚ではM65と判別できなかった。
○LX200赤道儀の据付やアライメントがいい加減な割にM65が写野ほぼ中央に入っていたので救われた。所有赤道儀の中でLX200は一番導入精度が高い。しかし、強烈な月明が邪魔して露光時間を延長できず、約16等の超新星検出は失敗に終わった。
2013年3月26日23時51分(8秒露光×16枚加算平均)/ペンタックスK-5(ISO1600,RAW)ボディ/MeadeLX200-25SCT直焦点(fl=1560mm)/ノータッチガイド@自宅
↓撮影中のLX200-25SCT↓北東の空にベガ(こと座α)が上っていた。
ベガは左下の輝星で、頭上(右上)高くにうしかい座αアークトゥルスが光っている。その下にかんむり座、ヘラクレス座の順に見えていた。長期にわたり放置していた望遠鏡をいきなり使っても駄目であることを悟った。この後、補正板表面のアカをタオルで拭き取った。再びM65を撮ってみたが、今度は露光オーバーでアウトだった。orz
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