11/12馬頭・樅ノ木星雲
今回は初めてFS60C鏡筒直焦点に冷却CMOSカメラASI1600MCCを付けて撮影した。卓上小型赤道儀なのでこれより大きく重い鏡筒やカメラを載せられない。野外で冷却CMOSカメラを実用的に使えるか?という興味もあった。
【データ】馬頭星雲・樅ノ木星雲/2017年11月12日23時47分〜(2分57枚)/ASI1600MCC(-15℃,Gain15/25,Gamma6/10,16bitTIF)/FS60C(B改fl=255mm)/卓上小型フォーク赤道儀改CMOS_Capture制御&自動ガイド@自宅星見台前
↓撮影中のフォーク赤道儀改造機、南東側から↓台座に脚立を代用
↓撮影中の主鏡焦点付近↓赤いのがASI1600MCCカメラ
旧式ロシア製フォーク赤道儀にはMead ETXのような自動導入機能が無く手動導入に頼るしかない。そのため次々に目標天体を捉えるという早業はできず試写で写野中心を決めるしかない。
天体導入に時間を要するのが面倒になるが、目標天体を導入してしまえば自動ガイドそのものはちゃんと代行してくれるのは有難い。但し、見た通り冷却CMOSカメラだと主鏡筒全体が長くなり、フォーク台座との干渉限界がミラーレスカメラよりも厳しいため、この組み合わせは不適切と言わざるを得ない。
フォーク式はカメラ写野の東西南北方向が判断しやすいし、自動ガイダーのキャリブレーション設定も1回行うだけで済み、とても都合よいのだが。
フォーク腕を長くすることで台座等との干渉は改善できるが、そうなると強度不足&重量増が問題になる。どこで見切りをつけるか?だと思う。昼間の太陽観察はLUNT60専用、夜間の星空撮影はこのFS60C(もしくは300mmF4程度の望遠レンズ)が限度と考えている。
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