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July 2020の記事

07/30/2020

7/30太陽Hα&可視光像

7/30,昼の太陽Hα&可視光像※7/27〜7/29は欠測※画像をクリックすると別窓に拡大表示※3日の間に2767黒点が南西側に移動していた。衰えた感じは無かった。その反対側北東方向に2768黒点が現れていた。2767黒点よりも小さいが、活動域はそこそこの大きさがある。/今日一番驚いたのは、南東縁にニョキっと久しぶりに背の高い紅炎噴出があったこと。昼休み、雲の切れ間を待っての観察でゆとりが無く、夕方処理時になって気付いたため、連続撮影できなかったのが惜しまれる。他にも北東側や南西側を中心にごく淡い噴出が数か所上がっていた。低迷期にしては珍しく少し賑やかな印象を受けた。
↓全体像(カラー1)↓12h45m

↓同(白黒)↓

↓同(カラー2)↓

↓同(疑似カラー)↓

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07/29/2020

6年前同期ジャック彗星

肉眼彗星となったネオワイズ彗星を初めて見たのは7/19晩だったので、ちょうど10日間過ぎたことになる。とても気になるが全くもって観察のチャンスが無い。そのネオワイズ彗星とは比べようも無いが、以下6年前同期に現れたジャック彗星の記事再掲↓
----------↓6年前7/29ジャック彗星↓----------
本日29日未明のジャック彗星(C/2014E2)/前回26日よりも透明度悪く、途中薄雲にも邪魔されたが何とか仕留めることができた↓

ポジ画像
白黒反転画像

同2(ペンミニ)ポジ
同2白黒反転
細く淡い尾は未だ健在のようだ。細く淡い尾は健在ということがはっきりした。/この画像も初めてLight,Dark,Flat,FlatDark,Biasの全データをとってDSS(Cometモード)処理した。フラット処理の効果で画面のムラが軽減され、手間はかかるが画像処理はしやすくなった。以前は不可解な斜め縞ノイズ発生したが、そのような斜め縞は見られなかった。初めてBiasまで含めたことや、全て同ISO感度にしたのがよかったのかも知れない。
【データ】2014年7月29日2時7分〜(60秒×52枚DSSスタック)/GS200RC+0.75RCF(fl=1200mm)直焦点/ペンタックスK-5(ISO3200,RAW)/高橋EM200B赤道儀+8cm屈折(QHY5LII+PHDguiding)@自宅星見台HANA
【データ】2014年7月29日3時23分〜(60秒×19枚DSSスタック)/NikkorED300mmF2.8→F4/ペンミニE-PM2(ISO3200,RAW)/ビクセンGPD(SynScan改造)赤道儀@自宅
----------6年前7/30未明のジャック彗星----------

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07/28/2020

2年前7/28月没帯食

梅雨明けが遅れている。7月中の梅雨明けはほぼ絶望的な状況となっている。7月に入って今日まで、雲越しにネオワイズ彗星観察を1回できたのみなのが何とも痛い。
----------以下、2年前7/28記事から----------
本日7/28早朝は月没帯食があった。残念ながら雲行き怪しく天候は期待できそうになかったが、GPV予想と外を見るとベタ曇りでもなかったので、一応、迎撃の準備だけはして仮眠した。
3時過ぎに目覚めた。雲だらけではあるが、月と火星は見えたので、近くの視界が利く場所へクルマで移動。(自宅では木立が邪魔する)
雲越しではあるが、幸いにも皆既直前まで月は見えていた。以下、月食経過状況↓

↓3時30分↓
↓3時35分↓
↓3時40分↓
↓3時45分↓
↓3時50分↓
↓3時55分↓
追記へ続きます↓

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07/27/2020

8年前ガーネットスター

ガーネットスター(ケフェウス座μ星)は、明るさが3等台〜5等台を長周期で変動する脈動変光星で、赤色超巨星の代表星とされている。表面温度は2000度以下のため、見かけはかなり赤く「ガーネット」の名が付いたものと思われる。
----------以下、8年前の投稿記事から----------
双眼鏡で観測できる明るい変光星で、その赤さゆえに新星や超新星以外では見て楽しむことができる数少ない変光星の1つといわれている。
ガーネットスターと散光星雲IC1396(ケフェウス座)

ガーネットスター(μ-Cep)は、画面左のオレンジ色の輝星。
↓同、長辺方向トリミング↓

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07/26/2020

7/26太陽Hα&可視光像

7/26,昼の太陽Hα像※7/23〜7/25は天候不良で欠測※画像をクリックすると別窓に拡大表示※
前回南東端にあった25期型2767黒点が子午線近くへ進出していた。周囲に半影部を伴っているのがはっきり確認できたが、前回周縁部にあったことを考えるとさほど成長している印象は無い。ただ衰えてもいないようだ。/周縁の紅炎は低調傾向だが、南東側と北西側にピラミッド状の噴出があった。
↓全体像(カラー1)↓12h14m

↓同(白黒)↓

↓同(可視光像、白黒L)↓

可視光像は雲越しとなり、終始雲の通過ムラがあり悪影響を及ぼした。比較的雲通過の影響が少ない部分だけに縮めて何とか見られるように誤魔化した。(-_-;)
↓同(カラー2)↓

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1年前>網状星雲

何ごともそういう面があると思うが、拙いながらも処理を実際に行っていないと忘れてしまう。StarNet++もその一つで最近星雲を撮ってないので忘れそう。他にはAstrometrica(こちらは光度、位置測定など)
-----------↓以下、1年前の記事から↓----------
先月末7/31深夜〜8/1未明、日をまたいで撮った網状星雲↓
>
7/31当初は木星や土星の遊星狙いで暗くなる前から望遠鏡の送風ファンを回した。だが、上空大気シーイング悪くメラメラ状態でアウト。ふと気付くと久しぶりに雲が邪魔しない星空。急遽DeepSkyObjectに切り替え撮影した1枚。総計1時間以上の露光をかけたが、、、(-_-;)
----------↓同その2↓----------

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07/24/2020

再掲>北米・ペリカン星雲

例年だと今頃が梅雨明けになるが、今年は8月にずれ込むようである。そういえば梅雨明け宣言なしで夏が終わった年もあった。このままだと農作物の不作がさらに深刻になるやも知れない。↓以下、過去投稿記事から↓
----------↓3年前7月↓----------
7/20晩に撮影した↓北アメリカ星雲・ペリカン星雲(by EOS6D,WO-Star71)↓

↓同、6/19撮影(by 富士X-T1,FS60CB)↓掲載済

↓同、5/27撮影(by EOSX7,BORG100ED)↓掲載済

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07/23/2020

7/22太陽Hα像その2

7/22太陽Hα像その2:前回投稿14時過ぎの約4時間前(10時半)にも太陽Hα撮影していた。※可視光像は撮影していないので略※画像をクリックすると別窓に拡大表示※せっかくなので約4時間の間に紅炎噴出がどの程度変化しているか?比較してみた。
↓全体像(白黒)↓10h26m

↓同14h16m↓

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7/22太陽Hα&可視光像

7/22,14時過ぎの太陽Hα像※7/20,7/21は天候不良で欠測※画像をクリックすると別窓に拡大表示※南東縁端に25期型の黒点2767群が現れていた。今はほぼ横向きなので未だ小さいが、東側に明るい部分を伴っているようにも見える。今後正面へ移動してくるに従って詳細も分かりやすくなるだろう。期待がもてる。周縁の紅炎は北東、南東、北西側に比較的目につく噴出がある。南東側のものは淡いが高さのある噴出が2本上がっている。北東側のは非常に淡いが広がりがある。
↓全体像(カラー1)↓14h26m

↓同(白黒)↓

↓全体可視光像(白黒L)↓

↓全体Hα像(カラー2)↓

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07/21/2020

人類が初めて月に降り立った日

人類が初めて月面に降り立ったのは、1969年7月20日午後4時17分(米東部夏時間)。日本では51年前の今日7月21日。
(↓アポロ11号月面着陸船が降り立った「静かの海」拡大逆像↓一昨年7/31撮影)

※「↓」がアポロ11号着陸地点付近※
これを記念として近くの小クレーターに3人の飛行士の名がつけられた>「A」=アームストロング、「C」=コリンズ、「O」=オルドリン
↓原板↓

【データ】月齢17.5/2018年7月31日0時47分〜/ASI178MM(Gain225,Gamma60,shutter1ms,30fps,SER,30sec)/C9.25(fl=2350mm)/NJP赤道儀@自宅星見台HANA


↓月齢6.9(逆像表示)※着陸地点は□で囲まれた部分にある※↓

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07/20/2020

初見参ネオワイズ彗星

7/19晩。雲間&薄雲越しではあるが、ようやくネオワイズ彗星を捉えることができた。20時頃までは日没時の薄明で空が明るく探しづらい。20時過ぎると明るい星から見え始めるので探しやすくなる。北東方向に北斗七星(ひしゃく)が下向きになって見える筈なので、その左下辺りを双眼鏡で探すと見つかると思う。現在2等台の明るさだが、いきなり肉眼で見つけることはちょっと厳しいように思う。小型でも良いから低倍率双眼鏡を使った方が良い。20時過ぎると空の条件良ければ肉眼でも恒星として見つけられる。
↓FS60CB(fl=255mm)で撮影した同彗星↓通常処理、周囲トリミング

↑目を凝らしてよ〜く(心眼で)見ると微かにイオンテールの存在が分かる↑
↓同、薄雲にかき消されたイオンテールをHDR強調したもの↓

↓同、スタック処理直後の元画像↓

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07/19/2020

7/19太陽Hα&可視光像

昨夜は黒部市吉田科学館で月例天体観察会が再開された。が、雨混じりの天候で残念な結果に終わった。密かに期待していたネオワイズ彗星も失敗。
7/19,9時過ぎの太陽Hα像※7/17,7/18は天候不良で欠測※画像をクリックすると別窓に拡大表示※NICT情報では南半球中央付近に小黒点(番号無し)が18日まで確認されていたが、今日は(拙小口径屈折鏡による可視光像では)確認できなかった。周縁の紅炎も、目につくような噴出は見当たらず小さなトゲ状のものが2,3か所あるだけだった。器械が故障したか?と思うほど低調な太陽だった。
↓全体像(カラー1)↓9h10m

↓同(白黒)↓

↓同(カラー2)↓

↓同(疑似カラー)↓

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07/18/2020

8年前、天の川縦断

例年通りだと7月下旬が梅雨明けだから天候不良が続くのは仕方ないかも知れない。農作物の観点からすると太平洋高気圧が弱く気温上がらない日が続いているのが何とも困る。星屋としては晴れ間があればネオワイズ彗星を観たいが、、。以下、8年前同期記事から。晴れていれば南空に我が銀河系中心部(いて座)を中心としてド派手な天の川が見ごろの時期であるだけに長雨が残念。
----------↓2012.7/17記事↓----------
結局、連休最後の晩(=明日から通常勤務)になって、やっとまともに星が見えた。

↓星座線入り↓画面上:天頂付近に夏の大三角→南南西低空に射手座。

昼間は猛暑日で散々だったが、薄雲に邪魔されず自宅で天の川を拝むことができた。
【データ】2012年7月16日24時01分〜(60秒露光、1枚画像)/ニコンD700(ISO1600,RAW)/Zenitar16mmFisheye絞りF2.8-F4の中間@自宅前
----------↓同7/18記事↓----------

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07/17/2020

2年前21P/Giacobini-Zinner彗星

昨夜のネオワイズ彗星迎撃失敗のショックが尾を引いている。県内観察にこだわったのが原因。石川県内灘〜羽咋付近の海岸沿いまで足を延ばせば見られた?と思う。能登方面では晴れて観察成功したそうだ。>同彗星には遠く及ばないが、以下、2年前同期の彗星記事から
----------↓2年前21P/Giacobini-Zinner彗星記事から↓-----------
連日猛暑で昼間はとんでもない状況が続く&透明度今一つながらも星夜も続く。おかげで夕涼みがてら連夜に渡り21P/Giacobini-Zinner彗星観察ができた。
☆彡7/18未明の21P/Giacobini-Zinner(ジャコビニ・ツィナー)彗星☆彡↓(彗星基準)

いずれも画面上が北方向。↓同、別処理↓(彗星&恒星固定)

☆彡7/19未明の21P/Giacobini-Zinner☆彡↓(彗星基準)

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7/16太陽Hα&可視光像

昨夜は晴れ間がありそうということで、肉眼彗星として話題のネオワイズ彗星(C/2020F3)を捉えようと準備した。しかし、自宅付近は日が沈んでからも雨雲が立ち込め晴れ間が生じる気配無く、県内高岡市の山間部まで急遽移動した。石川県側(能登方面)は晴れ間あるのは分かったが、県境付近では雲が邪魔して時間切れ=失敗に終わった。期待していただけにショックが大きい。7/16昼に晴れ間から撮った太陽像のアップも遅れてしまった。
----------↓以下、7/16太陽Hα記事↓----------
7/16昼の太陽Hα像※7/12〜7/15は天候不良で欠測※画像をクリックすると別窓に拡大表示※月半ば過ぎてやっと7月3回めの太陽観察。梅雨期だからと覚悟しているがあまりに晴れ間が無い。
NICT情報では本体南半球中央付近に小黒点(番号無し)がある?とのことで、可視光像も撮ってみた。当初は全く気付かなかったが、子午線より少し左(東)にゴミ?と見紛うような小さな黒点が写っていた。(赤点線丸枠内)
周縁の紅炎では、南東縁にごく淡いものの比較的大きな噴出が写っていた。南西縁には比較的明るい噴出が上がっているが低い。他にもごく小さな噴出が彼方此方ある程度。↓全体像(カラー1)↓12h29m

↓同(白黒)↓

↓同(カラー2)↓

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07/15/2020

5年前M31アンドロメダ星雲

相変わらず雨の日が続いている。7月半ばなのに太陽観察は2回に留まっている。新規画像追加できない状態が続く。ということで、5年前同期の記事の再掲載↓
----------↓5年前7/15投稿記事↓M31アンドロメダ星雲↓----------
昨夜(7/14−15晩)は、日付が変わる頃から雲が無くなって透明度も上がった。前の晩は風が強くて星見台ルーフを開けられなかったが、昨夜は風がなく安心してルーフを開けることができた。>久しぶりに主砲BKP300,F5反射&EQ8赤道儀を稼働させた。平日晩なのが恨めしい。時間が足りないため、L画像のみで今季初めて↓M31アンドロメダ星雲をねらった。↓

(画面上が北方向、右が西方向)
案の定、M31が写野を大きくはみ出して写っていた。/眼視観察ではM31中心部が明るく見え、M31周辺部は淡く視野をはみ出して広がっているのが分かった。
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板垣公一氏がM31に新星?天体を発見し、報告・確認中らしい>FaceBookで指摘を受け、原板を調べてみた。↓追記へ続きます。

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07/14/2020

待ち遠しい梅雨明け

今年の梅雨は予想以上にしつこい。例年だと大雨で終盤間近という判断でよかったが、今年はなかなか大雨が収まらない。7月で太陽観察できたのは7/2と7/11だけ、夜間の星見に至っては1回も無いことからもしぶとさがうかがえる。肉眼彗星のうちにネオワイズ彗星C/2020F3を観ておきたいが未だその機会が無い。以下、3年前のJohnson彗星(C/2015V2)※記事の再掲載↓
----------↓2017年7/14晩のJohnson彗星(C/2015V2)↓----------
※雲越し撮影のため、荒れたというか汚い画像で失礼します※
↓彗星基準でスタック↓(画面上が北方向)

↓同、長辺方向トリミング↓

ごく僅かな移動量だが、南北方向に移動しているのが見て取れる。
↓通常のAverageスタック↓長辺方向トリミング

また、いずれの画像も北方向(11時45分方向?)に尾が伸びているように見える。
↓前日7/13に撮った同彗星↓

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07/13/2020

奇跡の大逆転>ISS日面通過@親不知

2013年7/14,ISS日面通過@親不知はまさに間一髪、際どい迎撃だった。↓ISS日面通過(フランケンシュタイン※)↓
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(画面上が太陽面のほぼ北方向、右がほぼ西方向/ISSは右上:北西→左下:南東へ通過/地理的には、日本海側の親不知付近から長野、神奈川へと抜けた)
★ISSが意外と大きく写っているのに驚いた>真昼の太陽で、ほぼ頭上をISSが通過したことになり、(400km以上彼方とはいえ)空間的にかなり近いところを通過した証と言えそう。
★今回の迎撃ポイント(親不知海水浴場)は、予想通過経路中央よりもやや北にずれた地点(中央地点は親不知IC)だったにも関わらず、フランケンシュタイン顔は中心よりも上(北)にずれている。観察地点が北にずれたなら、撮影画像では下(南)にずれる筈なのに。ということから、予報通過経路が北側へ若干ずれた?可能性がある。(通過予想時刻の方はピッタシ12時21分42秒だった)
14日のISS日面通過を迎え撃つため親不知へ着いたときは皆曇状態だった。
「家に居ても仕方ない」と強行したことを悔やんだが、それが何と↓奇跡の大逆転↓起死回生の成果↓になるとは、思いも寄らなかった。

↑通常速度版↑(とりあえず今回は動画データーのみ掲載しました)
↓低速表示版(毎秒5コマ)↓

今でも信じられないほどの大逆転。Facebook上では星仲間から「天気が思わしく無さそうなので諦める」とか「えっ、本当に行ったの?」とかの投稿が相次いだが、結果的に無事日面通過を捉えることができてホッとしている。
【データ】2013年7月14日12時21分42秒(AVI動画高解像度モード)/ペンタックスK-5(AVI動画、高画質モード)/BORG125ED屈折直焦点(fl=800mm)/ロスマンディGM-8赤道儀↓ノータッチ@新潟県糸魚川市、親不知海水浴場
※静止画は、動画データから通過部分のコマを比較暗コンポジットで合成

↓追記へ続きます↓

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07/12/2020

NEOWISEを見たい!

前回記事冒頭にも書いたがC?2020F3,NEOWISE彗星が予想通り明るく(1等台)なり話題になっている。近日点通過は7/4で太陽に近いため観察は日出前か日没後の僅かな時間帯に限られるが、
梅雨空が続く中、奇跡的な晴れ間を得た各地から観察報告が上がっている。当地では昨夜からの雨が止まず今朝も観察は失敗。
今後は夕方日没後の北西天(おおぐま座)で観察することになる。何はともあれ、晴れ間が欲しい。
----------↓以下、2年前7/14の21P/Giacobini-Zinner彗星↓----------

画面上が北方向。4時半(南東)方向に尾が伸びているようだ。
↓同、白黒処理↓

吉田誠一氏のホームページ(http://www.aerith.net/index-j.html)によれば7/9現在10.3等で、8,9月には7等まで増光するという。
一部では肉眼彗星?と期待されているようだ。北東の空ケフェウス座におり、来春までは日本から観察しやすい位置を移動していく。
【データ】21P/2018年7月14日23時57分〜(90秒10枚)/EOSkissX7改/(ISO1600,RAW)/BKP200(fl=800mm)/EM200赤道儀SS1改MGENガイド@自宅星見台
------------------------------------------------------------
NEOWISE彗星は当初の予想通り明るく肉眼彗星となっている。撮られた画像を見ると、往年のベネット彗星やウェスト彗星を彷彿とさせる雰囲気がある。
彗星本体がしっかりしていて大きさも十分ありそうな印象がある。(ただし、空が明るくなり他の星が見えなくなっても見えていたベネットやウェストには負けている)

↓ベネット彗星↓
Bennet_1
ウェスト彗星-1
ウエスト彗星-2
↓追記へ続きます↓

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07/11/2020

7/11太陽Hα像

7/11,16時過ぎの太陽Hα像※7/3〜7/10は天候不良で欠測※画像をクリックすると別窓に拡大表示※ようやくにして7月2回めの太陽観察。梅雨期だから致し方ない。9日のブランクですっかり浦島太郎状態。NICT情報では本体西縁近くの2766黒点が再び見えた?とのこと。昼頃には晴れ間あったがタイミング合わず夕方になってからの観察で可視光撮っておらず不詳。黒点は復活したものの小さいようである。Hα画像の該当箇所には活動域あるものの判然としない。本体南西縁近くに比較的目につく活動域あるが2766とは別者らしい。周縁の紅炎も低調で、強いて言えば北東縁と南西縁に噴出があり、小さなトゲ状として目視確認もできた。
↓全体像(カラー1)↓16h16m

↓同(白黒)↓

↓同(カラー2)↓

↓同(疑似カラー)↓

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7年前ISS日面通過@上越

梅雨の影響で欠測日が1週間以上続いている。話題のネオワイズ彗星が明け方北東天に見事な姿を見せており、梅雨のない北海道などから肉眼でも楽勝に見えるとか、いかにも明るく大きな彗星らしい立派な尾の画像など、続々と報告がネットに上がっている。>梅雨の晴れ間から何とか目撃したいものだ。
----------↓以下、7年前同期のISS日面通過@上越の再掲↓----------
7/10昼過ぎに起こったISS国際宇宙ステーションの日面通過を雲間から何とか捉えることができた。↓静止画↓

(上の画像は動画AVIデータからISSが写っているコマだけを静止画として切り取り、比較暗コンポジットしたもの)
今回は動画モードAVI撮影だけに絞った↓原画:天地が逆(南が上)になっている↓

あまりに動きが速く見づらいので、毎秒5コマに速度を遅くしたもの↓(ついでに画像の向きを180度戻してある)↓

ISSが右上(北西)から左下(南西)方向へ移動しているのが分かる。画面右下の黒点よりも大きくISSが写っている。
400km彼方とはいえ、今回ISSは比較的地球に近いことがうかがえる。ISSが大きく写る代わりに横断時間が短い。
【データ】2013年7月10日13時57分21秒〜(AVI動画モード、プログラムオート露光)/オリンパスペンE-P1(ISO感度不明、AVI)/BORG125ED屈折(fl=800mm)直焦点+金属薄膜フィルターGM-8赤道儀@上越市柿崎町
ISS迎撃に使用した望遠鏡その1↓

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07/10/2020

3年前サドル付近ほか

梅雨の雨がなかなか収まらない。幸いなことに水害には至っていないが、このまま雨が長引くと(気温も低めなので)農作物への影響も懸念される。
----------↓3年前はくちょう座γ星(サドル)付近↓----------
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肉眼ではデネブとサドルぐらいしか見えず、天の川は全く目視確認できなかった。なのでどうかなあ?と思ったが、何とか赤い領域浮かび上がってきた。
↓撮像中のステラショット画面↓

【データ】サドル付近/2017年7月13日21時19分〜(60秒30枚)/EOS6DHKIR(ISO3200,RAW)/BORG100ED,F4/LX200赤道儀改STVガイド@自宅星見台HANA
↓同、WO-Star71 + ASI1600MCC↓

【データ】サドル付近/FireCapture v2.5 beta Settings
------------------------------------

Observer=K-Yo/Scope=WO-Star71,LX200Mount,MGEN100/Camera=ZWO ASI1600MC-Cool/Filter=RGB/Profile=DSO/Filename=DSO_002835.avi
Date=290716/Start(UT)=151323.670/Mid(UT)=152835.264/End(UT)=154346.858/Duration=1823.188s
Frames captured=46/File type=AVI/Extended AVI mode=true/Compressed AVI=false
Binning=no/ROI=4656x3520/ROI(Offset)=0x0/FPS (avg.)=0/Shutter=40.0s/Gain=300 (50%)/WRed=52/WBlue=95/Brightness=1
TargetTemp=-5/AutoHisto=75 (off)/SoftwareGain=10 (off)/AutoExposure=off/HighSpeed=on/HardwareBin=off/USBTraffic=100/Gamma=65/Histogramm(min)=0/Histogramm(max)=255/Histogramm=100%/Noise(avg.deviation)=n/a/Limit=1800 Seconds/Sensor temperature=-5.0 °C



↓2年前7月上旬↓星見台脇にEM200赤道儀を野外仮設置 ↓

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07/09/2020

4年前さそり座ほか

4年前6/26晩に撮影した↓さそり座↓

さそり右上の輝星は火星。α星アンタレスはアンチアーレス(火星に対抗するもの)という意味。その火星とアンタレスのコラボ。
↓星座線入り↓

梅雨の影響で星見出来ない日が続いているが、本当はさそり座が一番見ごろな時期でもある。夏の代表星座の一つであるが、南中するのは意外と早い。今月末の梅雨明け頃になると、空が暗くなる前に南中が過ぎ、南西天低くなってしまっている。
【データ】さそり座/2016年6月26日21時11分〜(30秒×130枚スタック)/富士X-T1(ISO3200,RAW→TIF)/琢磨28mmF3.5→F4/LX200赤道儀放置追尾@自宅星見台HANA
----------------------------------------
同晩、続いて、わし座〜たて座付近の天の川をねらった↓

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07/08/2020

3年前土星の衛星に挑戦

ようやく今回の大雨がひと段落したようだ。ただ、今週末までは次の活発な前線到来が予報されており予断を許さない。
---------- 以下、3年前同期の投稿記事から ----------
雲越しではあるが昨夜7/8も晴れ。まさかこの時期三連荘達成とは思いもしなかった。ただ、頻繁に雲通過するため月面も惑星も拡大撮影は端から諦め、直焦点撮影で土星の衛星に的を絞った。↓7/8土星ut1411(Shutter800ms)↓

↓上情報に基づき撮影画像に衛星名称を記入した↓

※実写画像ではMimasが確認できなかった。
表示された衛星とは合致しない星が写っているが
単に背景の恒星なのか?不明。
↓WinJUPOS画面・2↓(各土星衛星の光度等のリスト表示)

ただ、画面に写っている星は12等までと思われる。(13等のMimasが写ってないため※)
※Shutter800ms画像で調べたが、実は2秒露光した画像もあるので、後で再検証してみたい。

普段DSO(DeepSkyObject)と月面写真用に使っているASI1600MCを利用し、
レデューサーレンズは外して2350mm直焦点で土星を撮影。
周囲トリミングでSER動画Captureし、後は拡大撮影時と同じように
処理した。ただ、暗い衛星狙いなので本体は真っ白、環っかも
判らない楕円状に飛んでしまっている。
↓WinJUPOS画面↓(同時間帯における土星の衛星位置を表示させた)

↓2秒露光中のFireCapture画面↓

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07/07/2020

今宵は新暦七夕なれど、、、

本日7/7は新暦「七夕」。だが、毎年のように豪雨災害に見舞われる時期に「七夕」はあり得ない。「七夕」はやはり旧暦がふさわしい。ちなみに、2020年の旧暦7/7七夕(伝統的七夕)は現行太陽暦では8月25日で、当然のことながら梅雨明け後となる。(国立天文台Web記事:https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2020/08-topics01.html より)
ところで、現行新暦7月7日に自宅で七夕の星が見られたのは10年前の2010年だった↓その証拠画像↓

↓同、星座線入り↓

↑職女星(ベガ)は夏の大三角右上の輝星、牽牛星(アルタイル)は、右下の輝星↑
幸いにもこの年は梅雨の悪天候に阻まれることも、月明かりに邪魔されることも無かった。
旧暦七夕の日だと、必ず上弦(半月)前の月齢7の月が西低空にあり、天頂付近には織姫星(ベガ)が輝く。新暦7/7では日付と月齢が一致しないので、満月近い月が空を明るくする場合も起こりうる。今年の新暦七夕7/7も満月過ぎた月が南東天に上っている。
↓2年後2012年7月3日深夜に撮影した夏の大三角↓

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07/06/2020

【再掲】織女をかすめた彗星

明日は新暦七夕。<梅雨後半の大雨状態が続いており星見には程遠い時期であることから新暦での7月7日はしっくりとこない。梅雨が明けた後の旧暦7月7日こそが七夕にふさわしい。
ということで、何と14年前↓織女星(こと座αベガ)をかすめた彗星の画像↓


↓織女星(ベガ)に接近したシュワスマン・ワハマン彗星B核
73pbc4n0510sv
(右下の輝星が織女星=こと座αベガ)
【データ】2006年5月10日0時37分〜42分(1分×4枚コンポジット)/ニコンD70(ISO800,RAW)
ニッコールED180mmF2.8望遠/EM-10赤道儀ノータッチガイド
↓同じB核をED10cmF4屈折直焦点で撮影した拡大画像
73pbc4e0510sv
【データ】0時36分〜41分(1分×4枚コンポジット)/ボーグED10cmF4屈折直焦点
キスデジ改(ISO1600,RAW)/他のデータは上画像と同じ
この日、B核の集光度が強く、デジ一眼のファインダーでも楽々確認できた。
★いずれも画像をクリックすると別窓に拡大表示します★
同日撮影したC核
73pc8e0510sv
【データ】0時48分〜59分(1分×8枚加算平均)/キスデジ改(ISO1600,RAW)
ボーグED10cmF4屈折直焦点
73pc4n0510sv
【データ】↑同日0時55分〜01時00分(1分×4枚加算平均)/ニコンD70(ISO800,RAW)
ニッコールED180mmF2.8望遠/いずれもEM-10赤道儀ノータッチガイド

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<龍吉>!(^^)!ブログ毎日更新を始めてから1年経った頃の記事。機材も懐かしい。(^_-)-☆
<はな>=^_^=カメラはともかく望遠鏡は今もたまに使う。クルマより耐久性あるニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U利用頻度からするとクルマの方がピカイチで、実用度高いワン
ソラとはなのWeb天文台 - にほんブログ村HomePage(Nifty)(NSK)星空雑記簿交叉足跡はなの隠れ家すたーりぃないと

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07/05/2020

再掲>夏の銀河2態

ここのところ、過去記事ばかり続いて恐縮です m(_ _)m
---------- 以下2013,7/5記事より ----------
(2013)6/21に掲載した「いて座上部」には、肝心のM8干潟星雲が無かった。その後、(2012)7/25に撮影した画像の中に同星雲が入ったコマがあるのを見つけ、これを付け加えて再度モザイク合成し直した↓

夏の星雲の代表格M8干潟星雲がない「いて座」などあり得ないと思っているので、無理矢理前日の画像を付け加えた。
2012年7月26日22時56分(3分×12枚合成)/EOS40D(SEO-SP2/ISO800,RAW)/Nikkor85mmF1.4→F2.8/高橋P型赤道儀ノータッチ@自宅
---------- 以上2013,7/5記事、以下7/6記事より ----------
広角レンズで撮影したはくちょう座(夏の大三角)〜いて座へかけての夏の銀河をモザイク合成した↓

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07/04/2020

8年前、夏の大三角ほか

梅雨後半(九州は終盤?)になり、九州熊本地方を中心に大雨災害という。>被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
8年前、郡上市高鷲町で撮った↓夏の大三角形(当時の記事を再掲)↓

↓星座線入り↓

自宅で撮った同じ夏の大三角形を掲載した(6/29)が、高鷲がワンランク上と分かる。撮影したとき、高鷲の空はまだ薄くベールを被ったような眠い感じだった。(が、おかげで輝星が滲んだように膨らみ、星座が分かりやすい)

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07/03/2020

4年前ISS日面通過@加賀市

先月末に加賀市でISS日面通過を捉えたばかりだが、4年前の7/2昼過ぎ、やはり加賀市に於いて国際宇宙ステーションが太陽の前を通過した。
---------- 以下、当時のブログ記事から ----------
7/2昼、国際宇宙ステーション日面通過@加賀市その2:静止画版↓4コマ比較暗↓

(画面上が北方向)国際宇宙ステーションは、北西方向から南方向へ通過した。↓通過開始2コマめ↓

↓同、3コマめ↓

↓同、4コマめ↓

各コマの画像は原板を400x400ドット等倍トリミングしたものを800x800に拡大している。日本の実験棟「きぼう」や反対側のロシア規格側(ソユーズ接続部)が写っている。(国際宇宙ステーションの太陽パネルは約100m四方とされる)/今回は、地上から約450km上空を通過した。毎秒7コマ高速連写だが4コマしか写っていない=0.5秒で通過したことになる。中心部を外さなければ5コマ写ったと思われるが、それでも通過時間は0.7秒程度しかない。↓追記へ続く

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超アナログ的ど素人工作(-_-;)

天頂プリズムを介さない望遠鏡の場合、高高度にある天体だと非常にカメラファインダーを覗き辛いので所有のデジ一眼用アングルファインダーを無理矢理接眼部に縛り付けてみた。デジ一眼ファインダ―見口両脇の溝幅が合えば簡単に取り付けられるのだが、、。
そのような溝が見当たらないミラーレスの場合は何かひと工夫しないと取り付けられない。

↓自宅星見台で観察↓LUNT鏡筒(天頂ミラー標準なので、高高度でも問題はない)

↓同2↓可視光用(直視型鏡筒なので高高度の観察は無理な姿勢になる)

↓可視光用TS65mmセミアポ屈折※接眼部側に注意※

ミラーレス機にデジ一眼用アングルアダプターを紐付け(笑)

追記へ続きます

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07/02/2020

7/2太陽Hα像

7/2昼過ぎの太陽Hα像※6/30,7/1は欠測※画像をクリックすると別窓に拡大表示※朝から雨雲気になる空で観察ほぼ諦めていたが、昼になって青空が垣間見られるようになった。雲が多く、忙しない雲通過をやり過ごしながらの撮影となった。本体南東側に少し入った所に番号が付かない小黒点があるとのことだったが、小口径可視光では写らなかった。周縁の紅炎は南東縁と北西縁に比較的目につく噴出が上がっていた。南東縁のものはあっさり目視確認できて明るかった。
↓全体像(カラー1)↓13h31m

↓同(白黒)↓

↓同(カラー2)↓

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07/01/2020

2年前NGC6992網状星雲

今日から文月7月。梅雨も後半に入り蒸し暑く雨雲が立ち込める1日だった。>ということで、↓2年間6月22日未明、BKP200で撮影したはくちょう座の網状星雲(NGC6992※Autosave)↓

↓同、別処理(MediumKappaSigma)↓

↓昨年6月5日にFS60CBで撮影したもの↓(左NGC6992/右NGC6990)

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