初見参ネオワイズ彗星
7/19晩。雲間&薄雲越しではあるが、ようやくネオワイズ彗星を捉えることができた。20時頃までは日没時の薄明で空が明るく探しづらい。20時過ぎると明るい星から見え始めるので探しやすくなる。北東方向に北斗七星(ひしゃく)が下向きになって見える筈なので、その左下辺りを双眼鏡で探すと見つかると思う。現在2等台の明るさだが、いきなり肉眼で見つけることはちょっと厳しいように思う。小型でも良いから低倍率双眼鏡を使った方が良い。20時過ぎると空の条件良ければ肉眼でも恒星として見つけられる。
↓FS60CB(fl=255mm)で撮影した同彗星↓通常処理、周囲トリミング
↑目を凝らしてよ〜く(心眼で)見ると微かにイオンテールの存在が分かる↑
↓同、薄雲にかき消されたイオンテールをHDR強調したもの↓
↓同、スタック処理直後の元画像↓
↑これが一番双眼鏡で見た目の印象に近い↑
彗星について何の情報も知らない誰もが「あれっ?」と気付くのが大彗星。
イケヤ・セキ彗星、ベネット彗星、ウエスト彗星、百武彗星等。
↑これに続く(予備知識さえあれば)肉眼でも見えた彗星は、百武彗星、ヘールボップ彗星、コホーテク彗星、等々
このクラスで、ヘールボップとコホーテクの間辺りに今回のネオワイズ彗星が入るのではないかと思う。
撮影風景![]() | ステラショット画面1![]() | ステラショット画面2![]() | 撮影中のステラショット画像切り出し![]() |
23日に近地点通過ということなので、来週まではさほど遠ざからないので今が見ごろ。ただ、明日が新月なので以降は夕方の空に月が現れ、日に日に太くなり明るさが増す。
【データ】7/19ネオワイズ彗星/2020年7月19日19時58分〜(10〜15秒40枚)/EOS6D(HKIR,ISO400-1250,RAW-FTS-TIF)/FS60C(B改fl=255mm)/GPD(SynScan改)赤道儀ステラショット制御&放置追尾@砺波市安川
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