August 2020の記事
08/31/2020
08/30/2020
08/29/2020
Derotation独習
木星や土星は自転速度が速いため、撮影に何分もかかってしまうとその間に自転によるずれ(=像が横に流れる)が生じる。WinJuposによるDerotation処理は、撮影時に自転した分の画像を補完することでずれを目立たなくすることができる。また火星などは自転速度が地球などと同様に比較的遅いので数分間でズレる心配は無いが、撮影時間をたっぷりかけることで撮影枚数を劇的に増やすことができ、そのような場合もDerotation処理によりズレを止め画質を格段に向上させることが可能になる。
(と、理屈はある程度分かっていても)ここ2,3年惑星から遠ざかっていたためWinJuposによる具体的なDerotation処理手順をすっかり忘れてしまっていた。もともと体得主義なので、自分自身で日ごろから使っていないとすぐに忘れてしまう。ということで、一からのWinJupos(Derotation)処理独習となった。(-_-;)
08/28/2020
08/27/2020
8/26上弦の月、諸々
8/26は上弦(月齢7.3)。いろいろやらかしてみた。
実は、月の撮影は地上の昼景色と同じ。太陽の光で照らされ明るいお陰で月の撮影自体はさほど難関に遭遇することは無い。なので、月面撮影から天体写真の世界に足を踏み入れてみては如何だろうか?
-----【上弦の月(と木星・土星)の動き」合成画像】-----
撮影した16枚の静止画をタイムラプス動画化したもの(毎秒1コマ再生)↓
【データ】上弦の月(と木星・土星)の動き/2020年8月26日20時11分〜23時16分(Pオート露光16枚比較明合成)/Nikon1V1(ISO400,JPG)/1Nikkor10mm,F2.8絞り開放、三脚固定@自宅前
-----【焦点距離flの違い】-----
08/26/2020
8/26太陽Hα像
m(__)mここのところ太陽画像の記事ばかり続きますが、連日の好天で観察記録が滞るのは後で支障を来すためです。太陽観察だけはなるべくその日の内に記録を上げる(間に合わない日は投稿日時を変更)ようにしており、月や遊星、彗星、星雲星団画像など他の天体画像も撮っていますが処理してUpする余裕がありません。m(__)m
8/26朝の太陽Hα像※画像をクリックすると別窓に拡大表示※無黒点状態が続いている。周縁の紅炎では北西縁にひょろっと背の高い噴出が上がっていた。北東縁にはピラミッド状の噴出。南西縁に低く横に広がる噴出があり、全体的に昨日よりは改善した。
↓全体像(カラー1)↓8h20m
↓同(白黒)↓
↓同(カラー2)↓
08/25/2020
08/24/2020
08/23/2020
08/22/2020
8/21太陽Hα&可視光像
8/21,13時過ぎの太陽Hα&可視光像※画像をクリックすると別窓に拡大表示※2772黒点は北西側の周縁へ近付いており可視光では小さく辛うじて確認できる程度。Hαで見ると活動域がしっかりあり、可視光だと明るい部分を伴っていることが分かる。2772黒点の反対側南東側周縁に新黒点現れた?(点線赤丸付近)ようだが、拙画像では判然としなかった。周縁の紅炎はいずれも淡く小さいものばかりのようで目につく噴出は無かった。直後の13時33分、ISS国際宇宙ステーションの日面通過があり、今回の太陽Hα&可視光像はその迎撃ポイントで事前撮影したもの。
↓全体像(カラー1)↓13h13m
↓同(白黒)↓
↓同(カラー2)↓
↓同(疑似カラー)↓
8/21,ISS国際宇宙ステーションの日面通過@小矢部
8/21,13時34分直前、ISS国際宇宙ステーションの太陽面前通過(日面通過)が河北市〜小矢部市〜南砺市へ抜けるラインで見られた。朝から出稼ぎ業務(笑)だったが、午後からはフリーだったので、昼食もそこそこに近くの通過ポイント(小矢部市運動公園)へ出かけて迎撃することにした。
↓通太陽面過時の元動画↓(約10秒余YouTubeより)
録音された時刻音、最後の時報「ポーン」は13時34分0秒なので、逆算して考えると通過開始は13時33分57秒前後と思われる。また30fps動画の太陽面通過部分のコマ数は19枚あるので、19÷30≒0.633…秒で太陽面を突っ切ったということが分かる。
↓元動画から通過部分19コマを抽出し静止画化>比較暗合成で1枚にしたもの(全体像)
当初は普段太陽Hα像観察・撮影用に使っているLUNT60THaを試用するつもりでいたが、通過開始前10分を切った頃になって急に雲が邪魔し出した。>一瞬躊躇したが、Hα像撮影は無理と判断して、可視光観察用に使っているTS65mm屈折鏡筒で撮ることにした。鏡筒の交換完了は開始2分前を切っていた。際どかったが何とか間に合った。
↓同、通過前半部分(等倍トリミング)↓
08/21/2020
08/20/2020
08/19/2020
08/18/2020
08/17/2020
08/16/2020
08/15/2020
8/14ネオワイズ彗星
前夜に続き、昨夜8/14もC/2020F3ネオワイズ彗星の捕捉。(笑)
既に西低空のため透明度が芳しく無いようで、暗くなってきたとはいえ尾の淡い部分がハッキリ写らない。
↓ネオワイズ彗星↓通常モード↓(長辺トリミング)
いずれも、画面上が北方向
↓同、コメットモード↓長辺トリミング
以前より気になっているが、ぱっと見、通常モードの方が良く見える。処理自体も比較的素直に進められる。コメットモードの方が彗星本体の動きに合わせて処理するので彗星本体と尾がはっきりするはずなのだが、、>拙い処理術ということか?今後の課題。
【データ】8/14ネオワイズ彗星/2020年8月14日20時46分〜(60秒16枚)/EOSkissM(HKIR,ISO3200,RAW-TIF)/WO-Star71(fl=350mm)/GPD(SynScan改)赤道儀ステラショット制御、放置追尾@自宅星見台HANA
↓通常モード↓トリミングなし↓追記へ
08/14/2020
08/13/2020
小雨下のネオワイズ彗星
昨夜は、黒部でペルセウス座流星群観察会(事前申込限定)があった。流星はそれぞれが肉眼で見ることで良いが、その合間に久しぶりの肉眼彗星となって話題のネオワイズ彗星を観てもらおうと考えた。時節柄、参加者が交代で望遠鏡を覗くスタイルではなく、電視観望(※後述)できるように準備した。
あいにく時折小雨がぱらつく天候で、流星はおろか星すらろくに見えない状態>機材に合羽を着せ、雨雲の隙間から捉えた↓ネオワイズ彗星↓
↓C/2020F3:通常モード↓
彗星を捉えた画像はたった4コマだけ。直ぐ近くのC/2017T2パンスターズ彗星も同一写野に入れようとカメラを90度回転させたところで再び雨雲に阻まれ、以降改善しなかった。4コマ捉えただけでも吉としたい。残りは雲画像の量産だった。
↓同、コメットモード↓
08/12/2020
今宵ペルセウス座流星群ピーク
今宵〜明朝(8/12-13)は三大流星群の一つ、ペルセウス座流星群のピークと予想されている。今年は夜半過ぎまで月明かりに阻まれる心配はない。国立天文台Webサイト( https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2020/08-topics02.html/ )より
今年のピークは日本時間で12日22時。その前後の晩は見ごろとなる。輻射点であるペルセウス座が上り始めるのは夜遅くなってから。(先週から今宵を挟んでお盆過ぎまでは出現期間中)
ということで、過去画像から拾い集めてみた。↓
4年前2016年8月13日未明に撮影した↓ペルセウス群流星↓
上画像のように、同流星群はペルセウス座の方向から流れる。=他の方向から流れるのはペルセウス群ではない。
夜半前は北東低空、ペルセウス座が上り始めるのと呼応して徐々に高度が上がる。
【データ】13日未明のペルセ群流星/2016年8月13日1時14分頃〜(30秒×3枚比較明合成)/富士X-E1(ISO3200,RAW)/SAMYANG14mmF2.8開放絞り/LX200赤道儀放置追尾@自宅星見台HANA
↓13年前2007年8月13日未明のペルセ群流星(GIF動画)↓
↓同、GIF動画に使用した中から、流星が出現した画像(流星部分トリミング)↓追記へ
08/11/2020
08/10/2020
08/08/2020
08/07/2020
08/06/2020
今季初遊星(火、木、土)
今年の秋は火星が中接近する。前回のような接近時の大砂嵐だけは勘弁してほしい。既に木星や土星は見頃となってきている。梅雨明けが遅れたが、8月に入ってようやく遊星(惑星)を観る機会を得た。まだまだ改善の余地ありだが取り敢えずということで。↓
追記へ↓火星、土星↓
08/05/2020
08/03/2020
08/02/2020
8/1太陽Hα&可視光像
8/1昼の太陽Hα&可視光像※画像をクリックすると別窓に拡大表示※7月末から3回連続しての観察。(新潟地方はともかく)北陸は梅雨明けしたのではないかと思う。2767黒点、2768黒点に続いて北東縁に新たな活動域が現れ、小さい黒点もあるという。針で突いたような微小な黒点なのか?拙小型屈折では判然としなかった。(可視光像、破線赤丸)ただ、2768活動域に続いて新たな活動域が現れているのは確認できた。南東縁にニョキっと出ていた背の高い紅炎は昨夜のうちに噴き飛んでしまったらしく、消え去っていた。替わってその南東端には淡いモワモワ渦巻いたような噴出があった。他は小規模な噴出がチラホラだった。
↓全体像(カラー1)↓11h51m
↓同(白黒)↓
↓同(可視光像、白黒L)↓12h15m
左上:無名小黒点&2768黒点/右下:2767黒点
↓同Hα像(カラー2)↓
実写版>8月の星空案内
↓天の川縦断↓>8月15日だと午後22時頃の空(上旬は23時頃、下旬は21時頃)
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2(日)月が土星へ接近/4(火)◯満月/7(金)立秋/9(日)月が火星へ接近/10(月)山の日/12(水)下弦、ペルセウス座流星群極大/13(木)金星西方最大離角/17(月)水星外合/18(火)はくちょう座κ流星群/19(水)●新月/23(日)処暑/25(火)伝統的七夕/26(水)上弦/31(月)二百十日
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※iOS版アストロガイド2020を参考にしました※
08/01/2020
7/31太陽Hα&可視光像
7/31,昼過ぎの太陽Hα&可視光像※画像をクリックすると別窓に拡大表示※昨日に続き7月3回めの観察。長梅雨にたたられた割には4日に1回は観察できたことになる。2767黒点が南西側、3768黒点は北東側。連日観察なので然程位置は変わらない。大きさも昨日とほぼ変わらない。/昨日南東縁にニョキっと背の高い紅炎が噴いていたが、今日はさらに高くなった気がした。あっさり目視確認もできたので明るさも増したようだ。真っ直ぐではなく鎌の如く少しカーブしている様子がハッキリ確認できた。他にも北東側の淡い噴出はさらに淡くなった印象だが、この方向から次の活動域が現れる予定とのことで期待したい。
↓全体像(カラー1)↓13h22m
↓同(白黒)↓
↓同(可視光像、白黒L)↓12h55m
↓同Hα像(カラー2)↓
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