雲通過中の月齢16.8
3/19晩は今年度最後の黒部定例観察会だった。生憎の氷雨で野外観察会は無く、他のボランティアの方と雑談して帰宅。
雨は上がったが雨雲が空を覆っていた。車載した道具を片付けていると雲越しに月が顔を出すようになった。
で、観察会では全く展開できなかった道具を庭先に広げて月齢16.8の撮影を試みた。
しかし、終始雲が月面をよぎり、全面スッキリ見える瞬間が無い。↓
※通過中の雲のため画面全体が暗く沈んでいる※
↓月齢16.8の月↓
↑月面下側(南側)が暗いのは、暗い雲の通過が長引いたため。↑
今回の検証は、日課となりつつある太陽観察時の画像処理にも応用できると思う。
いわゆる朧月のように輪郭線が判然としない月面もしくは太陽面ではなすすべも無いが、月や太陽の輪郭が分かるなら小さいアンカーを特徴的な個所へ1個打てば良さそう。
また、アンカーがうまくいっても複数APを打ったために画面に濃淡ムラが生じることがあり、APを減らすことで改善できるかも?と光明が差した気がする。
以下、いささかマニアックな内容なので読み飛ばしていただいて構いません。m(_ _)m

↑月面下側(南側)が暗いのは、暗い雲の通過が長引いたため。↑
【データ】月齢16.8/2022年3月19日22時31分〜(21fps×23秒28%)/ASI1600MCC(Gain200,Gamma75,Shutter1.9ms.ROI1800x1800,SER)/FC60(fl=500mm)/GPD赤道儀SynScan改放置追尾@自宅前
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